YUTA

地球爆破作戦のYUTAのレビュー・感想・評価

地球爆破作戦(1970年製作の映画)
3.8
TSUTAYA発掘良品で紹介されてて
面白そうだったので鑑賞。

予想通り、面白かった!

この映画が公開されたのが
1970年ということで冷戦真っ只中。
映画の中での時代設定も米ソ冷戦時代。

そういうことから、この映画は
SF映画だが、政治的要素も
含まれていると思う。

米ソの核開発競争がヒートアップし、
核による世界的な緊張感も高まっていた冷戦時代。

アメリカはその核を、フォービン博士が
開発したAI「コロッサス」に管理させる。

AIはどんどん学習していき、
人間の理解出来る範囲を超える、
まさにシンギュラリティ。

コロッサスはソ連が開発したAI「ガーディアン」と合体し、もう誰にも止められない。

核も完全にAIによってコントロールされているので、もはや人間が扱うことは不可能。

AIは、人類をその管理下に置き支配し、
核という武力によって強制的に"平和"を実現させる。

一方、フォービン博士たちは、AIに支配されない自由な世界を取り戻そうとする。

そもそも平和とは何なんでしょうね?

色々考えさせられる映画でした。
YUTA

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