地球爆破作戦の作品情報・感想・評価

「地球爆破作戦」に投稿された感想・評価

tak

takの感想・評価

3.5
寒気がするような絶望的未来観が支配するSFサスペンススリラー。アメリカで防衛用に開発されたコンピュータシステムが、ロシアの防衛コンピュータと手を結び、人間を逆に支配しようとする物語。

コンピュータの反乱というテーマは、「2001年宇宙の旅」など様々な作品でも扱われるが、ここまで冷徹に描ききるとさすがに怖い。特撮がなくてもSF映画は成立しうる。
1970年にこのハードなSFが完成しているってのが凄い。

時代を感じるテンポの中盤に対して中々に突き放したオチ。

言うほど長くないランタイムのわりに中盤の進み方は早くないし畳み掛ける様に窮地に追い込まれる様な展開ではないのだが、ソレがクライマックスを引き立てている。


"タイトル詐欺"に関しては、時代が時代なので今時の感覚は出て来なかったなぁ、と。
「まぁ良くある話だよなぁw」ぐらいな感じw



リメイクを望む声もあり 確かにその意見に納得出来るのだが、同時にそんなに簡単じゃないという気もする。

実際、今となっては このテーマを使用した作品がたくさんある。パッと浮かんだだけでも【ウォー・ゲーム】や【ターミネーター】等。
更に時代が過ぎAIも現実になった今では多数の作品があるだろう。

大筋を崩さずリメイクとなると かなりの説得力やリアリティを詰め込んだ脚本が必要だろう…と。



スパコンや施設内に当時ならではのワンダーを感じるルックは中々にスタイリッシュ。

【2001年宇宙の旅】程じゃないのは見て分かるが、当時にしてコレが低予算映画なのかミドルバジェットなのかは調べていないから分からない。

しかしソコまでショボく見えない所にセンスを感じた。

クラシックと言って良いぐらい昔の作品だが、今でも通じるリアリティがあるので飽きる事なく観れる。



"傑作"と言い切る人が多いのも分かる作品。

個人的には2001年よりコッチの方が好き。




…ただ、ワシは【ウォー・ゲーム】の方が好きなんだけどねw
コンピューターに支配される人類。東西冷戦を反映しつつ究極の世界平和を暴力的に突きつける展開は「地球の静止する日」と既視感。アメリカとソ連のコンピューターの交わり、機械には人種の壁も国境も不要という点が鍵。
前半はテンポよく認知が狂ってハラハラするけど基本的に博士とシステムの室内劇なのでコンパクト。
アナログなスパコンの巨大セットはグッとくる。マティーニの作り方を学習し恋愛に寛容なコロッサス。
b

bの感想・評価

-
リメイクが切望される
この目を引くタイトルでもなければ素通りしてたな
sawady6

sawady6の感想・評価

4.3
最強の人工知能CPコロッサス、ソ連に対する国防の為に作られたが人間に歯向かうようになり遂には核まで持ち出す...
冷戦の緊張感、人間の特性でもある”慣れ”を上手く落とし込んだ良SF
ほぼ室内だけで展開されるがそれこそが冷戦を象徴しているように感じる
リメイクしても面白そう
エヴァ破のダミープラグのシーンの効果音逆再生すると、この作品の最後のシーンのAIのスピーチの一部分になるよ。という情報から視聴。

50年前の作品でいささかチープ度はあれど、その設定や表現は緊張感があって良い。
独特の間も事態のヤバさをうまく伝えてくれる。

コンピューターと人間。これからも大きなテーマになりそう。

このレビューはネタバレを含みます

レンタルDVDにて鑑賞
2021年 116本目

冷戦下のアメリカでフォービン博士が開発したスパコン「コロッサス」が完成するが「コロッサス」は自らの処理能力を進化させソ連のスパコン「ガーディアン」を発見し接触させよと人間に命令する。

開発者本人が徐々にスパコンに支配されていくのが面白かったです。

ラストは絶望感満載で今後の未来がスパコンに支配され続けられるということが暗示されているようにも感じました。
劇中のAI同士の会話で独自の言語を構築するシーンが2017年に実現してしまっている恐怖…

打鍵音がやたらうるさいスパコンがかなりカッコいい ツッコミどころは多いけど楽しめた
『2001年宇宙の旅』等と同じように機械が人間に反旗をひるがえし、的なSF。
似たような作品は沢山ありますが今作は特に地味な方なんじゃないでしょうか。

タイトルの様な勢いのあるド派手な爆破シーンもないまま結構淡々と話が進みます。
しかしそれがダメなわけではなく、その淡々としたテンポが中々心地よく妙に軽妙なBGMや所々コミカルな要素が可笑しく味のある作品。

次第に「あれこれマジでやばいんじゃないの…?」となっていく空気感が怖いですね。
オチはちょっと弱いけどラストの演説はインパクトあり。
orangeloop

orangeloopの感想・評価

4.0
冷戦時代
防衛ミサイルシステムとして導入された
スーパーコンピューター「コロッサス」
15秒で工科大学を卒業できるほどの頭脳ってどんな
生みの親のフォービン博士はAIに創造性はないと
ハッキリ断言
コロッサスはソビエトに同じシステム「ガーディアン」の
存在を発見 興味を持ちコンタクトを取ろうとする
国の機密が漏洩することを避けるために博士は回線を止めた

AIの発展の様子をただ見ているしかない人間
理解できないところへあっという間に行ってしまった

コロッサスはガーディアンとの接続ができるように
大統領に要求してきた
ガーディアンは書記長に要求する
「核ミサイルを発射するぞ」と脅される

徐々に人間界をコントロールしようとする
「地球に平和をもたらす方法は分かる」って声明されたら
そうかも…!と反射的に思ってしまった自分にも驚く
コロッサスは人間が殺し合い愚かな行為を繰り返すなら
自分達が世界中のネットワークと繋がれた中で
調和された世界の方がずっと良いと
姿がないのに随分と強気のコロッサス
あっという間に取り込まれてしまいました…

かなり預言的映画で面白いです!
1970年の作品 若干の古めAIなので 内容重視
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