ジェーン・カンピオンの娘アリス・イングラードの監督デビュー作。
ジェニファー・コネリーが演じる情緒不安定で癒しを求める母親の物語。
娘との関係修復も描かれていたけどほぼ母親に焦点が当てられていた。
ベン・ウィショーがリトリートの師として登場、ジェーン・カンピオンも医師役でカメオ出演していた。

まあとにかく主人公ルーシーが掴み所なく、大人の振る舞いをしたと思えばガチギレしたり、母として娘と関係をより良くしようとしてるのかどうかもたまに分からなくなるくらいだった。
ルーシーの苦悩がわかってくると、彼女の唐突の言動もなんとなく小さなモヤモヤや押さえていたものが少しずつ燻っていた経過があってのことだろうとわかるのだけど。

ブラックコメディーとシリアスドラマをいったりきたり。どっちかに寄せたほうがいいような気がしなくもない。

突然アニメに変わる演出もよくわからないままだったが、ジェニファー・コネリーのおかげでなんだかんだで引き付けられる。