夢みさせてくれるスカッとした映画
実話が故にオチが見えてるから、
いまいち起承転結にのめり込めないところもあったが
最後はそれを逆手にとって、構造で絡めとってくるところ、かなり映画シナリオ巧者っぽくてグッときた
あと、プレゼン結果のオチがわかっていても尚、マットデイモンの諦めの演技が妙にリアルで、一人の会社員ぽさがとてもよかった
全体的なテンポの軽快さや
くすくすできるユーモア
陽気な音楽が、
「ひとつの立案に何人もの人生が懸かっている」リスクをライトな印象にしてくれるが、
個人的に良かったのは、
その空気の中で
「クビになったとしても俺は娘に"NIKE"を買ってやることだろう」というシーン
フックとして切実な緊張感を呼び戻していて、
夢と現実のバランスに思わず涙がでてしまった
話がわかっていてもアツい展開に飽きないのは、きっと演技と演出のおかげなんだろう