Air / エアー
何の予備知識も無いままで、と言うか……
タイトルの『Air』が、あの『Air Jordan』のことを指していることさえ知らずに、空気をテーマにした映画なのであろう、と勝手に思い込んで鑑賞してしまったよ。
やけに赤いバスケットシューズのCMが1984年当時、病的に流れていたことを今でも鮮明に覚えているよ。
私はバスケットボールには全く興味が無かったが、それでも突如として耳にタコができるほど聞かされるようになった『マイケル・ジョーダン』という固有名詞と『エア・ジョーダン』という選手名を冠した商品名には、私も耳目を奪われた記憶があるよ。
私が感心した記憶があるのは、商品名に選手名を付けて売り出すというNIKEの斬新さのみ、だったが、この映画を観て、それが史上初の試みだったと知り、改めてそこにまた感心したよ。
いわゆるドキュメンタリーだが、これが映画として成立した理由は、ベンアフレック君やマッドデイモン君たちが出演したことのみであったように私は思う。
両名とも、ちょっと太り過ぎな印象は否めないが、最近のハリウッド俳優たちのほとんどは役作りをしなくなってしまったような印象もあり、本作でも、2人とも太ったまま出演していたことは、少々残念に感じたよ。
兎も角、とても分かりやすいドキュメンタリーだったよ。
勉強になった。
ありがとう。