政治家の汚職事件を題材にした作品だと思っていたらそれだけでは到底語りきれない真相が潜んでいた。政治映画でありヒューマン映画。
堤真一さんが「この作品をきっかけに若い人にも政治への興味を持ってもらえたら嬉しい」と語っていたが、確かにこの映画をみるとあまり政治に興味関心のない世代でも「これからは国会中継とか見てみようかな」という気持ちになる。
政治を知らないって損だ。
そして豪華すぎる俳優陣。
それぞれの演技力もまた光っていた。
宇田清治郎役の堤真一さん、やはり演技と存在感が凄かった。堤さんが言葉を放つたびにそのシーンに重厚感が増す。
緊迫した状況に、パワフルかつ知的で鋭利なメスを入れていくように現状を打破する宇田晄司役を演じた俳優中島健人氏の演技も圧巻だった。
どのシーンも本当に巧みに演じ分けてたんだけど特に"目"の演技が上手だった。姪っ子を慈しむ時の目と誘拐された姪っ子を救い出す為に獅子奮迅する時の目が別人のようだった。
元々お芝居上手だと思ってたけど更に俳優力が増した気がする。
宇田晄司がその後どうなったのか、続編が観たい！
今回はあえて原作未読で臨んだので、原作を読んでより作品の深みを咀嚼した上でもう一度俳優さん達の表情や声の演技に注目して鑑賞したいと思った。
10/20(金)〜10/22(日)の3日間は、入場特典で政策担当秘書の宇田晄司の名刺が頂けるとのことで無事ゲットできました！！
