地味なヒロインがひょんな事から学校イチのモテ男子といい感じになるといういつものヤツ。
途中まであまりにも不自然な展開にツッコミながら見ていた私は完全に油断してしまっていた。ラストの怒涛の伏線回収にやられた（と言っても冷静に考えると大した展開ではない）。ツッコミながら見るいつものキラキラ学園ものだとナメていた為に、意外と考えて作られているんだなと感心させられたのだ。
結末には言及せず、不自然だった点をいくつか紹介したい。
・ヒロインがあまりにも主体性が無く、はっきりしないのでイライラさせられる（笑）というか、ヒロインの家族とか全く出て来ないし、家では自分の部屋しか映らないし、そもそもどういう人物なのか謎が多い。
・あんなに引っ込み思案なのに実はイケメンの元カレが居たという背景に驚かされる。その元カレもヒロインに対して急に進路に対してアドバイスしてきたり、距離感がよくわからない。
・学校イチのモテ男子が、本当は他の人が好きだったのに、急にヒロインにキスしてくる展開に驚かされる。
・ヒロインの親友のやたらモテる女子が、あまり男子に興味ないとか言ってたのに、急に告白された別の学校の人と付き合おうかなとか言い出す。
・外のシーンとかあまりにも通行人が少なすぎる。遊園地でさえも。ゴーストタウンか？
・教師がダンディ坂野なのに全然出しゃばらない所か顔すらよく見せないのは逆に気になる。笑
などなど、謎な展開は多いものの、ヒロインがマキシマム ザ ホルモンのファンであるという設定は面白く、青春ラブストーリーのクライマックスに「刃渡り2億センチ」をかけるという展開が最高にハマっててセンスが良かったのでそこは評価したい。
