ヴレアさんの映画レビュー・感想・評価

ヴレア

ヴレア

教皇選挙(2024年製作の映画)

4.1

教皇選挙と言うくらいだから教皇を決める選挙の映画なのかな?くらいの軽い気持ちで観に行きましたが、全く想像とは別の世界が広がっていて面白かった。
コンクラーベというのは聞いた事はあるが、実際どのような場
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ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今(2025年製作の映画)

3.8

ブリジット・ジョーンズという人物の生き方、人生の全てが詰まっている作品だった。
シリーズを通して描かれてきた彼女の恋愛遍歴にまたしても新たな1ページが上書きされる事となるが、いつだって彼女は真剣だし、
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アマチュア(2025年製作の映画)

3.6

「ベテラン」という映画を観た後に「アマチュア」を観る。
確かに殺しに関してはアマチュア。
しかし、IQが170もある為、賢さで相手の先を読み有利に立ち回る所が面白かった。
いざ敵に補足されると弱いので
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ベテラン 凶悪犯罪捜査班(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

前作よりシリアスさやアクションも増えてて大満足だった。
連続殺人事件を追うという展開はスリリングで面白く、また観客は先に犯人を知ることとなり、常に事件の全容を把握している為、各キャラクターの動きに注力
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ベテラン(2015年製作の映画)

3.7

ベテラン熱血刑事ソ・ドチョルのキャラクターがいかにも漫画的で痛快。
とにかく正義感に溢れ、悪は絶対に見逃さないし、身内の不正にも厳しい。絶対に諦める事を知らないそのストイックさに痺れる。
とは言え、自
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ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期(2016年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

う〜ん、ブリジット的にはハッピーなお話なんでしょうけど、振り回される2人の男達がとにかく可哀想だった。あの状況(子供がどちらの子かわからない)で文句も言わずに都合よく付き従う彼らがあまりにお人好し過ぎ>>続きを読む

ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月(2004年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ハッピーエンドの続編はあるの?というのがテーマであり、前作で結ばれたジョーンズとマークの恋模様を描いて行くので、これは普通の恋愛ものになるのかな?と見せかけてそうはならないのがシリーズの通例である。>>続きを読む

ブリジット・ジョーンズの日記(2001年製作の映画)

3.8

やっぱ1作目が一番。
全体的に勢いが凄いというか、終始ドタバタしてるので飽きずに楽しめる。
30過ぎで独身のブリジットが必死に恋活して行く作品と思いがちだが、実はかなりハイスペックな男達からモテモテで
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片思い世界(2025年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

【注意】未見の方は何も情報を入れずに見たほうが楽しめます。


タイトルの意味に気付くまでの30分。どこで気が付くかによってあなたの勘の鋭さが試されます。振り返れば、あれだけヒントが出ていたにも関わら
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ミッキー17(2024年製作の映画)

3.9

宇宙に行って消耗品になる契約をしたら最後。死んでも蘇るのをいいことに人体実験や危険な任務をさせられ何度も殺される運命が待っている。絶対こんな契約いやだ!
でもこの映画の主人公ミッキーはよく契約書を読ま
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スターマン/愛・宇宙はるかに(1984年製作の映画)

3.5

友好的な宇宙人に対して野蛮な態度で迎えてしまう人類といういつの時代も同じ展開が繰り広げられる。
しかし、中には宇宙人を理解しようとする人間がいるもので、宇宙人と交流する内に愛が芽生えて行くという異色の
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ストリートファイター(1975年製作の映画)

3.6

もうとにかく主人公が寡黙なのね。
貨物列車に乗り颯爽と荒くれ者の巣食う街に降り立つブロンソン。
喧嘩賭博に興味を持ちプロモーターに接触を試みるも、自分からやりたいとは言い出せないブロンソン。酒場に行き
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少年と犬(2025年製作の映画)

1.9

同日公開の「白雪姫」の改悪ぶりが話題だが、本作もそれにひけをとらないどころか上回るほどの原作クラッシャーぶりがやばい。
原作は本当に感動的で面白かったので、実写映画でどこまで再現しているのか、ワクワク
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白雪姫(2025年製作の映画)

3.0

原作通りにやったからといって古臭いだけで面白くないだろうから多少の変更点は認めよう。
白雪姫がただの優しいだけのぼんやりしたキャラでは無く、城を取り戻して国を立て直すという明確な目的を持って行動してい
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白雪姫(1937年製作の映画)

3.4

最初は白雪姫を快く思っていなかった小人達が一緒に歌って踊り、一気に打ち解けるシーンが好き。
クライマックスの展開はあまりにもスピーディーかつあっさりしていて今見ると新鮮。
王子がやって来て一切勿体ぶら
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劇場版モノノ怪 第二章 火鼠(2025年製作の映画)

3.3

前作と一緒。
前作が素晴らしかっただけにどうしてもそれ以上のものを期待してしまったが、よくも悪くも前作と代わり映えがしなかったのが残念。
大奥が舞台というのは分かっていた事だがやっぱり同じ舞台というの
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早乙女カナコの場合は(2024年製作の映画)

3.0

あまり予備知識無く見たので、ここまでドロドロした恋愛モノだと思わなくて多少面食らってしまった。
この手のドロドロしたラブストーリーにありがちな主人公の恋敵的な分かりやすい悪役が苦手なのだが、本作におい
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Flow(2024年製作の映画)

4.3

猫をはじめ動物達の動きが自然過ぎて凄い。
前作「away」同様台詞の無い世界。
とは言え、動物しか出て来ないから当たり前である。というか鳴き声は発せられる訳であるからそれが台詞である。何を喋っているの
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Away(2019年製作の映画)

3.6

説明が一切ないので、雰囲気を感じ取っていかに楽しめるかが鍵。故に想像力が必要。
結局どういうストーリーなのかは観た人それぞれに委ねられる。
最初は映像のポリゴンの粗さやカメラワークとキャラクターのもっ
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ウィキッド ふたりの魔女(2024年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

デューン以来か?
久しぶりに出たねパート1詐欺。

別に続編ものですよと分かっていても観に行くのに、全く知らされていないとなんか騙された感じでモヤモヤする。
中には続編ものと知っていたら見に行かない人
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ニッケル・ボーイズ(2024年製作の映画)

3.7

なるほど基本的に誰かの視点による1人称カメラの映像で描かれているのか。
たまに例外的に人物の後方からの1人称視点等も挟み込まれており、それは違う場所にあるという事を表す為に区別しているのかな?とは思っ
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Instruments of a Beating Heart(2024年製作の映画)

3.5

楽器の演奏会のオーディションが開かれ、子供たちが真剣に取り組んでいる様子が描かれる。
それぞれの結果により一喜一憂していて、悔し涙を流したり、相手を讃えたり、その純粋さと真剣さに心打たれる。
常にマス
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名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN(2024年製作の映画)

3.8

ボブ・ディランの曲は知っているが、彼がどういう人物なのかという事は全く知らなかったので興味があり、またティモシー・シャラメが演じているというので楽しみにしていました。
なるほど、ボブ・ディランがどうい
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ANORA アノーラ(2024年製作の映画)

3.9

自分とは全く関わりがないであろう世界を体感できる。これぞ映画の醍醐味。
物語はとにかく人間の欲望の貪欲さをひたすら追求したような内容で、ラブストーリーと見せかけてそこに愛は無い。見せかけだけの愛。だか
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.0

この作品を通して一番に感じたのは、相手を思いやる事の素晴らしさ。これに尽きるだろう。
まず、病を抱えている事による、日常生活や仕事の中での苦労がとても自然に描写されていて引き込まれると共に大変さが伝わ
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ウォレスとグルミット 仕返しなんてコワくない!(2024年製作の映画)

4.0

相変わらず面白い。
ストーリー展開はマンネリを通り越してお約束だ。
ウォレスが失敗してグルミットが助けるいつものアレ。
でもこれでいい。これを待っていたんだ。
ウォレスの発明したノーボットというロボッ
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ブルータリスト(2024年製作の映画)

3.8

戦火を逃れ自由の国アメリカへやって来た建築家のラースローだったがそこで待っていたのは…。
オープニングの自由の女神を捉えたショット。
逆さまに映り、その後斜めに映し出される。
その意味に、観終わった今
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キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド(2024年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

う〜ん、アクションもストーリーも微妙…。
赤いハルクとのバトルは迫力あって良かったけど、それ以外はほぼ人間との闘いなので地味なのよね。サムもスーツ着てないと生身の人間だし。
赤いハルクにしても予告編で
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ミッシング・チャイルド・ビデオテープ(2022年製作の映画)

3.0

長編の方を先に観ましたが、あれはこの短編をかなり分かりやすくしたものだったんだなぁと分かった。
とにかく本作は説明的な部分が無いので謎が多く、結局なんだったのか分からない。
得体の知れない怖さというこ
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いい人生(2023年製作の映画)

1.9

モノローグの多用と独特の演出により入り込み辛く、支離滅裂に感じる。
これがホラーかというと疑問なので点数を下げざるを得ない。

NEW GENERATION/新世代(2022年製作の映画)

2.3

こんなUFOっぽい外観のラブホあるんだなぁと思ってたらそれが伏線だったのね。
ホラーというよりSFだった。
前半と後半で視点が変わり、伏線回収して行く所は面白かっただけに、最後にSF的な展開になるのは
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絶叫する家(2022年製作の映画)

1.3

カセットテープを再生すると不気味な声が聞こえ…という展開は良かったものの、オチがねぇ…。これは酷い。
「絶叫する家」というタイトルの割に絶叫感も無かったのが残念。

closet(2023年製作の映画)

2.2

ジャンプスケアによる驚かしがメイン。
視界の端っこに必ず見える幽霊。視線をずらしても逃れる事が出来ないのはちょっと怖かった。
何か伝えたい事があって出てきてるのかな。
何も説明はないので結局何だったの
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招待(2023年製作の映画)

2.8

袋に入ってる人が迫って来るだけでこれだけ恐ろしいのだから凄い。
また、娘役の人の狂気に満ちた演技も良くて、それだけで結構引き込まれた。
ただ、ストーリー展開としてはありきたりにも思えたのがちょっと残念
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その音がきこえたら(2021年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

リモート映像の語り口から一気に物語に引き込まれる。
徐々に日常が非日常に変わっていく瞬間にゾクゾクさせられる。
終始暗い映像で雰囲気も良かった。
ただ、すでにコックリさんがセッティングされてる場面はあ
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Broken Rage(2024年製作の映画)

1.4

「みんな〜やってるか!」「Takeshis」「監督ばんざい」の系譜かな?
これらの作品が楽しめたという人なら間違い無く楽しめるだろう。
本当にひたすらくだらない内容で怒りすら覚えるんだけど、段々それす
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