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ミンナのウタのblackkazoomaのレビュー・感想・評価

ミンナのウタ(2023年製作の映画)
3.7
清水崇監督の(私の中の)【ホラー信頼度】回復‼

予告編がなかなかナイスだったし、評判も良さげなので初日レイト行ってきました。

GENERATIONS(オッサンなので知りませんでした。すみません)のメンバーが本人役で出演ということで、ちょっと不安でしたが全く問題ありません。特に中務裕太さん(間違ってたらゴメン)は霊感があるというか「見えちゃう」役どころなんですが、表情の作り方が巧くて、本当に「そういう人」に見えるくらいお上手でした。

ストーリーはけっこうベタな「呪いの感染系」で、『リング』の貞子が「映像による感染」だとすると、今作の"さな"は「音(メロディ)による感染」というところが興味深い。

目の前にいた人がフッと消えて持っていた○○だけがカシャンと落ちたり、カーテン越しに影だけが見えていたり、デスクの下から・・・みたいな視覚的な恐怖演出もなかなか。
あと、ホテルの廊下のシーンは照明が素晴らしかった。

『呪怨』シリーズのセルフオマージュ的なところもありましたね。
「呪いの家」を彷彿とさせる昭和感丸出しの家屋や、その玄関の脇に鏡だったり。

断トツに私がビビったシーンは『呪怨 白い老女』(三宅隆太監督・脚本)のとあるオマージュシーン。「おお、コレ見たことあるヤツや、やっぱり不気味やなぁ」と懐かしんでた次の瞬間・・・ギャーーーーー!!!!


まだ解明されてない部分もあったと思うのでシリーズ化を願うのでした~

◆雑記
※エンドロールは最後まで見ましょう。
・マキタスポーツさん、早見あかりさんもなかなかハマってましたね。
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