ぺー

ミンナのウタのぺーのレビュー・感想・評価

ミンナのウタ(2023年製作の映画)
3.7
映画 ミンナのウタ(2023)日本/102分
監督 清水崇
脚本 角田ルミ 清水崇
主題歌 GENERATIONS
主演 白濱亜嵐 片寄涼太 小森隼 佐野玲於
   関口メンディー 中務裕太 数原龍友
   早見あかり 穂紫朋子 天野はな
   山川真里果 マキタスポーツ

出てきてるアイドル全く知らない人です。
GENERATIONS?EXILEの派生グループで合ってんのかな?片寄涼太と関口メンディーは知ってるが。
マキタスポーツと早見あかりのような知ってる俳優さん女優さんが出てきたのは嬉しいな。
上映前に隣にいた友人Hが清水崇の事を「きよみずたかし」って言ってて笑ったわ。
予告編とポスターからしてあんまり怖くなさそうなよくある現代のつまらん部類のJホラー映画だと思ってました。最近は貞子もネタに扱われ、ホラーというジャンルの日本の未来が今後心配になるような作品ばかりですが、単刀直入に言いましょう。

(((面 白 か っ た)))

清水崇がいきなり本気出しやがった。
ちゃんと恐ろしかったし、ゾワゾワとくるあの感じがまた味わえて怖くて楽しかった。ただのアイドルのファン向けの陽キャファンが増えるクソ映画だろと舐めてましたが、これは凄かったです。
今回のヴィランは高谷サナ。いじめられっ子だと思いきやサイコパスなヤバい女の子。自分の歌をみんなに聞いてもらって魂を取り込もうとするイカれた幽霊。残虐なことを録音してるキチガイ。
いやこれは......工藤ディレクター、出番ですよ。
それと超話題になってた、皆さんが噂してた一部の怖いシーンがあるって言ってたのって、高谷さん家のお母さん遭遇シーンのことなのかな?
確かにアレは、超怖かった、やばすぎでしょインパクト強すぎてゾワァッって来ました。また2回目も出てきた時に、「おいやめてくれ」って心から思うほど怖かった。
あとお母さんの配役だろ、演技と容姿が完璧だったな。サナ以外にも恐怖の対象が襲いかかってくるの予想外すぎて怖かったわ。
観ていて嫌な部分や映画として苦手だなと思う部分はあったけど、卒業文集に伏線が隠されてたのと、今までの登場人物の仕草に伏線が隠されてたのは意外と面白かった。
あとこれは個人的な見方だが、早見あかりがタイムスリップして高谷サナの死を止めたのはアレ?とは思ったものの、過去と未来で比喩しながらサナが徐々に襲いかかってくるシーンで、その後に救うシーン描かれていたので納得ができた。
いやぁ、まだ日本のホラー映画界、諦めたもんじゃねぇな。
不満点はあるけど、ここからどんどんとめちゃくちゃ怖い映画作って欲しい。
欲を言うと、アイドルの身内ネタみたいのは必要なくてめちゃくちゃ怖くしてほしかった。
あとホテルの廊下のシーンで関口メンディーが襲われるシーンは昔、外国で公開されたホラー映画「ザ・ショック」のオマージュだよな。「アナベル」の1作目でもオマージュされてたね。
オープニングタイトルの演出が「セブン」すぎてオシャレだったな。
あとエンドクレジット見たら専門学生時代の知り合いの先輩がいて驚いた。印象薄いけど。
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