アルゼンチン映画です。
2010年のアカデミー賞で外国語映画賞を獲得してます。
本国アルゼンチンでもヒットしたとのこと。
確かに、サスペンスフルですばらしい作品でした。
ハリウッド作品にはない、なんとも言えない味わい。
後に、ニコール・キッドマン主演でリメイクされていますが。
刑事裁判所を定年退職した主人公ベンハミンは、殺人事件を題材に小説を書こうとする。
その事件とは、銀行員の妻が暴行殺害された25年前の惨劇のこと。
ベンハミンらは、真犯人に迫りながらも、当時のアルゼンチンの政治状況も絡み、志半ばで捜査を断念せざるをえなかった。
ベンハミンは、検事局でかつての上司のイレーネに会い、執筆についてアドバイスを求める。
〔この事件の捜査中止とともに、イレーネへの密かな想いも断ち切ることになっていた〕
そして、イレーネとともに再び事件を洗い直していくうちに、次第に謎が解き明かされていく。
これが復讐か。
主人公が最後に見たものとは…