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ブルックリンでオペラをのワンコのレビュー・感想・評価

ブルックリンでオペラを(2023年製作の映画)
4.0
【みんながオペラの…】

コミカルでリラックスして楽しく観ることが出来る作品だと思います。
それに、オリジナルタイトルの「She Came To Me」を意識しながら見る方がなるほどと思えるかもしれない。

僕の幼なじみにはオペラ歌手がいて、そこそこ名前も知られていると思うのだけれども、日本では食べていくのは大変そうだ。

最近は映画館でもMETライブビューイングでオペラの演目が公開されているけれども、あくまでも海外のものだ。

日本語のオペラもちゃんと存在していて、「鶴の恩返し」をモチーフにした「夕鶴」は日本語の有名なオペラの演目だし、この映画でもふれられるが創作オペラも日本でかなり作られていると思う。たぶん、創作オペレッタと言った方が良いものが多いのかもしれない。

オペラと云っても日本語だと内容は理解しやすいし、それなりに豊かな気持ちにもなれると思うので、ダンスのないミュージカル感覚で機会があれば是非。

さて、前段で申し上げたように、この作品は、オリジナルタイトルを見て、あーなるほどねと考えるのがある意味効率的で合理的かもしれない。

なんかメインのオペラを中心にしたストーリーは、あっさり終わる感じなんだけど、イン・パラレルで進行する息子たちの恋愛物語は俄然応援したくなる😁

まあ、融通が効かず暴走するバカ親はどこにでもいるもんだと思いながら、エンディングに向けてスピード感はアップする。

そして、こんな困難も含めて、多くの人の生活や人生のあれやこれやもみなオペラの演目になりそうだと考えたりもした。

ところで、アン・ハサウェイは、一時アンチが増えて心身共に大変だったことがあったそうで、でも、そんな時、クリストファー・ノーランが「インターステラー」や「ダークナイト・ライジング」の主要な役で使ってくれてとても感謝しているのだそうだ。
相変わらず可愛かった。
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