1944年、ドイツ軍に荒らされたフィンランドで戦いを捨て、金塊を掘り当てた老兵コルピ(ヨルマ・トンミラ)はナチスの戦車隊に遭遇してしまう。ナチス兵は金塊を狙ってコルピを追うが、実は彼は300人以上のロシア兵を殺した、フィンランドの特殊部隊員だった。
頭を空っぽにして楽しめるフィンランド発のバイオレンスアクション。
ランボーを超える不死身老兵の無言の戦いが強烈!
地雷原での攻防や、水中でのサバイバル、空中での格闘と、すべてがハリウッドアクションとは一味違って新鮮だった。
途中はホラーに様変わりかと思いきや、首を吊られるあたりから終盤はほぼコメディ。タランティーノ臭がプンプンするビジュアルに引き込まれつつも微妙に笑えてしまう。
全てを失った伝説の男が最後に放ったセリフに、“結局、金かよ!”ってツッコミ必至のオチもいい。