やっぱりカルカン

私の頭の中の消しゴムのやっぱりカルカンのレビュー・感想・評価

私の頭の中の消しゴム(2004年製作の映画)
3.9
少々エッチなシーンと、流血・暴力シーンがあります。特に暴力はやや過剰で全体的なバランスに影響すると思ったためマイナス0.1としました。

15年ぶり2回目の視聴。テンポが良く、2004年の映画ながら今見てもスタイリッシュで無駄なシーンが全くないです。音楽も映像と絶妙にマッチしています。時々テレビ番組のBGMやヒーリングミュージックとして街中などで聞くことがあるテーマソング「A Moment to Remember」が流れてきて、あっ!この映画の曲だったんだ!と驚きました。
ストーリーがベタなので好き嫌いは分かれるかもしれませんが、視聴者の予想を裏切らないド定番の展開が苦手じゃなければ面白い映画だと思います。

同じテーマを扱った「大恋愛」などのドラマに比べると描写が大雑把で、ドラマチックすぎる。まぁそれは韓国ドラマ・映画あるあるなので私は気にしません!
認知症の進行も実際よりもかなり急速(医療監修が不十分?)ではありますが役者さん達の演技が良かったので最後は涙が止まりませんでした。確か初めて見た時は2日間ほど引きずって泣いていたような気がします(笑)

今回の視聴で気になったのはキム・スジン(ソン・イェジン)が認知症と判明してからもずっと爪をフリーエッジ3mmくらいの綺麗なスクエアオフに整えていて、とてもじゃないけどそんなお洒落に気を遣える病状ではないと思うので「短く切って欲しかったなぁ」と残念に感じました。

実は日本のドラマのリメイク映画。
※Wikipediaより引用
>原作は、映画のエンドロールに「Based on the television program "Pure Soul"」と記載されているように、日本のテレビドラマ『Pure Soul〜君が僕を忘れても〜』(2001年、読売テレビ制作)である。