邦題に惑わされて見ると個々の行為が裏切りに見えてしまうという映画ですが、それほどのことでもありませんし、戦時下という混乱状態を差し引いてみれば、まあ日常的なエゴのレベルです。
映画に軸がなく、掴みどころのない映画ですが、おそらくラストシーンが意図するところなんだと思います。うまく描かれていないということでしょう。
元ネタらしいデブリス・カンパニーの1912年の作品「EPIC」のフルバージョンがありましたので見てみましたら、ブレヒトの新解釈の舞台劇（パフォーマンス）でした。
「未来は裏切りの彼方に」原題は「Little Kingdom（小さな王国）」、邦題に惑わされず見れば寓話的か、コメディか…
https://movieimpressions.com/little-kingdom/
