ausnichtsさんの映画レビュー・感想・評価

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妻の愛、娘の時(2017年製作の映画)

2.5

「妻の愛、娘の時」とは意味不明な邦題ですね。原題は「相愛相親」、英題は「Love Education」。字面からいけば「互いに相手を親しく思う」というような意味だと思いますが、この映画を単純化してしま>>続きを読む

愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

2.0

何だかいやーな感じのする映画でした。ある意味、そう感じさせることが狙いでもあるとは思うのですが、それをラストで昇華させてくれれば、それはそれでよかったのですが、そこまではいっていないというところです。>>続きを読む

500ページの夢の束(2017年製作の映画)

2.5

「スター・トレック」ファンであってもなくても楽しめるけど、現実を考えるとかなり重い。

ロードムービーが映画としての見どころなんですが、テーマとしては姉妹の愛情物語。

何度か涙も滲むいい映画でした。
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悲しみに、こんにちは(2017年製作の映画)

3.0

昨年のベルリンのジェネレーションKplus でグランプリを受賞した映画です。ジェネレーションKplus と言いますと、児童・青少年向け映画部門 (Kinderfilmfest)ということなんですが、こ>>続きを読む

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.0

今年のカンヌでは「万引き家族」がパルムドールを受賞しましたが、実在感という点では圧倒的にこちらのほうが優れています。

牛腸茂雄氏の写真、チェーホフの「三人姉妹」、イプセンの「野鴨」など、直接的な意味
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判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)

2.5

些細なことから大喧嘩になる、ちょっとした行き違いが取り返しのつかないことになる、日常生活でもよく起きることですが、そこに民族、宗教、主義主張が絡もうものならば、それこそ戦争までやってしまいそうになると>>続きを読む

英国総督 最後の家(2017年製作の映画)

2.0

インド独立前夜の1947年前後をイギリス目線で描いた映画でした。確かに、歴史上の人物、最後のインド総督であるマウントバッテン卿はじめ、ガンディー、ネルー、ジンナーなど、名前だけですがチャーチルも頻繁に>>続きを読む

検察側の罪人(2018年製作の映画)

1.0

これは小説で読むべき物語かもしれません。言い方を変えれば、この映画のままの小説なら、その小説はつまらないですね。

何にしてもまず、言葉が過剰で説明的な台詞が多すぎます。物語を追っかけるだけに疲れてし
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最初で最後のキス(2016年製作の映画)

4.0

ビタースイートじゃないよ、どちらかというと青春残酷物語。

何も知らずに見に行けばラストはショッキング。

この映画、言葉では表現できない、人間の心の動き、おそらくそれらは、社会というものを認識し始め
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オーケストラ・クラス(2017年製作の映画)

3.0

音楽が人、特に子どもを育てるといったテーマの映画は、過去にもいろいろあったと思いますが、この映画もそのひとつで、プロのバイオリニストが子どもたちにバイオリンを教えるというものですが、ただ、この映画の場>>続きを読む

タリーと私の秘密の時間(2018年製作の映画)

2.0

シャーリーズ・セロンが役作りのために18キロ(諸説あり)増量したという映画です。同じように13キロ増量して撮った2003年の「モンスター」は、なぜか劇場公開時には見逃してしまっていますので二の舞は踏め>>続きを読む

追想(2018年製作の映画)

2.5

男は追想し、女は回想する、どちらにしても男の妄想。

なかなか掴みづらい映画で、「追想」などという邦題やオチのようにくっついている2007年のシーンを主題として見るならば、老年の男が若かりし頃の失敗を
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バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

3.5

いろいろ意見が出そうな実話をとてもうまくバランスよくまとめた映画だと思います。

エマ・ストーンが実にうまくビリー・ジーン・キングを演じています。演じる役が実在の人物で、なおかつ今もお元気な方であり、
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菊とギロチン(2016年製作の映画)

2.0

シナリオと編集に難ありだと思います。

中濱鐵(東出昌大)と古田大次郎(寛一郎)の描き方が表面的なことばかりで一向に人物像や行動心理まで深まっていきません。まあそれが狙いなのかもしれませんが、無思想な
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2重螺旋の恋人(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

完全にネタバレしますと、ルイの存在はもとより、ルイとのセックスも、サンドラも、サンドラの母親も、そして学生時代のピストル自殺の話も、すべてクロエの妄想であり、それは、クロエの子宮に残された、もしかした>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.0

終盤1/3は確かに面白いです。思わず笑わされます。

この笑いは、間合いによって生み出されるものですので、言葉で説明してもおそらく何も面白くはないでしょう。見るしかないと思いますし、この映画の笑いは間
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スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

1.0

スターリンが倒れた1953年3月1日からのソビエト連邦共産党内の権力闘争の内幕がコメディタッチで描かれています。映画の中ではまるで時間軸がわからず、数日の出来事のように作られていますが、ウィキペディア>>続きを読む

さようなら(2015年製作の映画)

3.5

DVDで見直しました。

アンドロイドに話題がいきますが、やっぱりブライアリー・ロングさんの映画ですよね

コンテンポラリーダンスをやっていた(いる?)という経歴からなのか、ふわっとした存在感がありま
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.0

映画としては、特に前半、ミステリータッチで隙なく進む展開は集中して見られますし、とてもよく出来ていると思います。ただ、この映画のテーマとなっている(かどうかも微妙)ものをどう捉えるかは結構微妙です。>>続きを読む

志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2017年製作の映画)

3.0

過剰さがなくシンプルな青春もの、加代の蒔田彩珠がよく行間(画間)を埋めていました。

原作なのか、シナリオなのかわかりませんが、最近の青春ものは、音楽、海、友情など、昔ながらの定石を使っていても物語は
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祝福~オラとニコデムの家~(2016年製作の映画)

2.5

ドキュメンタリーでこういう画が撮れるってのはすごいですね。

被写体がカメラを意識してしないですし、被写体が自分をさらけ出しているように見えます。つまり、これをドラマと言われれば、演技にリアリティがあ
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軍中楽園(2014年製作の映画)

2.5

公式サイトの画像やコピーをちらっと見て、軍人と娼婦の悲恋物語かなと予想して見に行きましたら、悲恋物語もあるにはあるのですが、全体としては、追憶の(やや)群像劇的な物語でした。

展開がもたもたしており
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君が君で君だ(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

愛は狂気だ、って映画です。

整理しますとこういうことでしょう。
この10年間、3人は姫と3人だけの国(仮想空間)を作り、姫を守る騎士のアバターとして生きてきたのですが、実はその国には、いまだ姫は存在
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グッバイ・ゴダール!(2017年製作の映画)

2.5

変革をもって登場したがゆえに、常に次なる変革を求められ、また自らにも変革を課すという、革命児と呼ばれる人には安住の地はないということでしょう。

その時期の5年余りを、妻として、また俳優として共に歩ん
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エヴァ(2018年製作の映画)

2.0

イザベル・ユペールはイザベル・ユペールしか演じない。

…の典型的な映画ですね。こういう物語性の強い映画でイザベル・ユペールに何を期待したのかよくわかりませんが、ただ、逆に「悪女イブ」的男目線の Ev
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ルームロンダリング(2018年製作の映画)

2.5

シリーズ化必至か? 連載漫画的な今どきの物語です。

ルームロンダリングが物語のメインかと思いきや、そうではなく、ルームロンダリングそのものはサブ的なものとして、メインには、母娘物語を持ってきています
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いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち(2017年製作の映画)

2.0

上映前に流れる予告編も結構効力を発揮するもので、この映画、予告編を見て、これは面白そうと見に行ったものです。ただ、その期待はしっかり裏切られましたが…(笑)。

結局、私の期待はおバカ系だったのに、そ
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ゲッベルスと私(2016年製作の映画)

2.0

人は自分が「悪」の中にいる、あるいは「悪」とともにいることには決して気づかないということではないかと思います。

ポムゼルさんは、「神はいないが悪魔はいる。この世に正義はない。」と力強く言っていました
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ガザの美容室(2015年製作の映画)

2.5

舞台はパレスチナ自治区ガザの美容室、中には13人の女たち、外には武器を持ってうろつく男たち。日本からみれば相当にシュールなこの風景は、ガザにおいては紛うことなき現実ということなのでしょう。

ただし
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母という名の女(2017年製作の映画)

3.0

本当にこの監督の映画にはいつもびっくりさせられます。なかなか先が読めません。

この映画、「母という名の女」のタイトルもそうですが、「母性などない。あるのは欲望だけー。隣にいるのは母ではなく、女という
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30年後の同窓会(2017年製作の映画)

2.0

ん…、常に戦争をしてきている国の悲哀ということかとも思いますが、どうなんでしょうね。結局、アメリカ(自国)賛美の映画にしか見えませんけどね…。

「last flag flying」ですからね…。
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告白小説、その結末(2017年製作の映画)

2.0

オチなしのサスペンス映画でした(笑)。
言い方を変えれば、私の妄想を聞いてくれてありがとう、みたいなことですかね。

この映画は、作家の、もう少し言えば作家が小説を書く行為、さらに言えば何かを生み出す
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.5

つくり手に才能を感じる映画ですね。

「フランシス・ハ」では、主役とともに脚本にも加わっており、もともとディレクション意識の強い方じゃないかと思います。

この映画でも脚本を書いており、おそらく自伝的
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万引き家族(2018年製作の映画)

2.5

ほぼ「誰も知らない」と一緒で、身勝手な大人たちのせいで居場所を失った子どもたちなんですが、この映画では、その子どもたちが仮に居場所を得たとして、その場所が社会的許容を越えた、しかしながら、子どもたちに>>続きを読む

Vision(2017年製作の映画)

2.0

結局、こういう話は、辻褄が合ってしまえば、それこそ陳腐になってしまいますし、何となく感じることがあればそれでいいとは思いますが、ただ、問題なのは、この映画、そもそも「吉野」じゃなくてもいいんじゃないの>>続きを読む

それから(2017年製作の映画)

2.5

ホン・サンス監督らしい映画だとは思いますが、さすがにこれはやり過ぎではないかという(笑)、そんな感じでした。言い方を変えれば、ラディカル・ホン・サンス映画といったところでしょうか。

もう少し遊びが多
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