911テロで有名な今はなき世界貿易センタービルを、1974年に綱渡りしたフランスの大道芸人フィリッププティのドキュメンタリー映画。
インタビュー形式・実際の映像や写真とともに進んでいく。
「絶対に不可能だ。よし、やろう。」
ラスト20分間は手足から汗が止まらなかった。
ただ一度渡りきるのでなく、
45分間に8回も綱渡りし、綱で寝そべったり、膝まづいたり、踵を返したり、
そして、綱渡り中の写真が笑顔ってのが凄い。完全にイカれてる。
何と言ってもその動機が最高
「理由はなに？」「それを聞かれたのは1000回目だ。理由はない。」
あくまで自分の中から湧き上がる好奇心のみを原動力としているのが素晴らしい。
なんてかっこいいんだ。
しかもドキュメンタリー映画なのに、
当時の警官へのインタビューや報道が、
作り物以上に詩的で感動的。
今じゃヒーローに成り得ないだろうが、
当時はなんだかすごく良い時代だったんだろうなと思った。
ラストのフィリップの人生観も
かなりインパクトがありました。
今月23日に、ロバートゼメキス監督で
この話を撮った映画が公開されるね。
しかもフィリップ役はジョセフゴードンレヴィット！
観に行こうかな。
映画館で汗ダラダラになりそう。
