ニカイドウ

ヴァチカンのエクソシストのニカイドウのレビュー・感想・評価

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)
3.5
日本昔話の「まんじゅうこわい」みたいな始まり。坊さんあるあるやけど、神父あるあるにも似たのがあるんやなぁ。笑
アモルト神父がスペインの修道院で行った悪魔祓いの物語。
実話らしいけど、ストーリーが漫画っぽく、特殊効果がドクター・ストレンジっぽいので、「ほんまに実話?」ってなる。こういう時は実話を前面に押し出されると違和感を覚えてしまうので押し出さなくても良かったのでは?と思ってしまう。例え原作が実話を謳っていたとしても。
教会が正義、悪魔が悪のわかりやすい二元論で観やすく、主人公のアモルト神父もキャラが立っていて面白いんです。
けど、やっぱりこういう話はドラマで観たい。
今回が始まりで、まだ199体も悪魔がいるようなので、『ドロロンえん魔くん』や『ベムベムハンターこてんぐテン丸』みたいにドラマシリーズ化…って、これはドラマじゃなくてアニメか。笑
その時は「実話」はなくて良いかなぁ。
あと、ラッセル・クロウは、もっと複雑な役の方が光る達者な役者さんやと思う。例えば教会の悪事を知り、悪魔の甘言に騙されて、悪魔と教えの間で苦しむ…みたいな、信心を問われるような深みのある役とかやって欲しかった。
ほぼマブリーでも問題ない。韓国でリメイクされたらアモルト神父はマブリー。(マブリーって使いたかっただけ。笑)
マ・ドンソク。
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