んー。
感想が難しい。
女殺し屋的な映画は大好物。女一匹アクションは大歓迎。です。本来は。ですが?
さてこちらベトナム映画。冒頭からクソ底辺な環境で、なかなか趣きがある。一人の少女を形成するには説得力のある背景。ここまでの描写はよいよい。
似た境遇どうしで仲間になる。この流れ、陽の光こそ出てこないものの、スタイリッシュな表現。精一杯のスタイリッシュ。色使い。ここ一番の陽。
ストーリーがよくあるっちゃーあるんでそれはそれでいいんだけど、「戦い」に重きを置きすぎたかな?という印象。とりあえず戦い続ける。アクション売りなんだろうけど、戦い疲れしちゃうの見てるこっちが。
随所でいいシーンもあって、どこまで没入・感情移入できるかなんだろうなと思った。
勝手に、エネルギッシュな往年の香港映画のそれを期待してしまったのだが、期待してはいけなかった。泥臭くて痛みを感じる悲痛な…とは程遠く泥臭そうにみせてるけど全然痛くも悲しくもなくて精一杯アクションでエンタメしてる作品という印象を越えなかった。