原題はローラ・モンテス
タイトルにもあるようにローラ・モンテスという女性の半生を扱った作品
とあるサーカス場。音楽家のリストやバイエルン国王ルードウィヒ1世の愛人だったローラ・モンテスの半生を、ローラ自身が再現したショーが繰り広げられている。19世紀のパリ。美しい少女ローラは、母親の恋人ジェームズと駆け落ちする。母と離れ情婦となったローラは、やがて男から男へと渡り歩く暮らしを送るようになる。
邦題から内容を推測すると、ローラ・モンテスという女性は悪女であると感じられます。実際、自分の美貌を売りにして権力を手に入れて、その後は革命によって国外追放を受けているので悪女なのかも…
しかしながら、映画の中のローラ・モンテスには脆さが見受けられます。
サーカスのシーンと回想のシーンとが交互に流れてきて彼女の転落ぶりが強調されています。