すみ

法廷遊戯のすみのネタバレレビュー・内容・結末

法廷遊戯(2023年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

原作未読。
裁判の仕組みや過去の罪、被害者と加害者の過去や関係などがうまく絡んでいて、それが裁判の進行と同時に紐解かれていくのは観ていて楽しかった。
ただ、事前の映画キャッチコピーで二転三転、四転五転と書かれていたのでもっとひっくり返るとおもっていたら、二転くらいで終わってしまったので少し拍子抜けしてしまったところはある。

死を感じつつも父の無実を証明するために短い命を終えた結城。彼は正義と友達だったとき、どんな感情だったんだろうか。
自分を救ってくれた正義のために罪を重ねるも、全てを失いもう償うことすらできなくなってしまった美鈴。最後のシーンでは結城に嫉妬してた?
結城の父の無実を証明し、美鈴を守り、自分の過去に区切りをつけどこか晴れやかな顔をしている正義。
結局、冒頭の過去記事の脅迫通りになってしまったのが皮肉だなぁ。

あとは、なんといっても杉咲花に釘付けになってしまった。本当に大好き。

以下、一回では分からなかった点

・大森南朋が裁判員の女性にやたらと絡んだ理由
・ロースクール時に結城が二人を挑発した理由(ロースクール時は正義はまだ弁護士ではないから法廷で過去の無実を露わにする作戦はできない。この時点では別の企みがあったのか?)
・濃密な裁判を進めていく役どころということもあってか、映画を見終わっても正義の考えていることや人となりがあまり分からなかった。

原作読めばわかるのかな?

竜胆の花言葉:正義感
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