作者が登場人物達と近い立場にいた(司法修習生)という情報もあって小説で読んだ時はフィクションの世界だが、どこか説得力もありエンタメ作品として面白かった印象が残っている
本作は法制度の抜け穴や、複雑なシステムがポイントになってくるのだが、イマイチ盛り上がりに欠ける
終盤にヒリツク展開があるが、その頃には盛り返せないくらい自分の気持ちは下がっていた
戸塚純貴、杉咲花、大森南朋は見せ場を作り流石だなと思ったが、主演クラスの二人には特段感情は動かない
結城馨(北村匠海)の、法を司る立場なのに危うい思考が垣間見れる"無辜ゲーム"も、よくわからない洞窟みたいなところでやる事で芝居じみてしらけた