しゅーくりーむ

夜が明けたら、いちばんに君に会いにいくのしゅーくりーむのレビュー・感想・評価

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びっくりするくらい良かったです。
こんなにも感想が溢れてきたのは久しぶりで、長くなりますがたくさん書いてみようと思います。

この作品、話の展開だけで見たら割と読みやすいし、まあそうだろうな〜という感じなのですが、1つ1つのシーンがあまりに素敵なので、作品としてすごく魅力的で奥深くもなります🌆🎠

セリフが無くても、その人の表情や仕草、映し方・音楽から、色んなことが伝わってくるのがすごく好きでした💙

物語において重要になるのが、「色」。それが映像にも綺麗に溶け込んでいます。
私も、自分の名前の色があることを知れました☺️

だから、ただ設定とかストーリーだけで見る人限定されてほしくない、と思います。
たくさんの人に届いててほしいです…🫧


↓↓↓以下内容含みます↓↓↓









🎨こちら側の想像によって、気持ちがたくさん伝わってきたシーンについて🎨

特にティントを塗るシーン。ガチャガチャしながら1回別の段を開けたのは、きっとしばらくずっと使ってなかったからで。そんなティントを久々に出して塗るそのシーンで一気に茜の気持ちが伝わってきます。

青磁もそう。マスクに絵を描いたシーン。おそらくまた茜が何かに縛られているの分かってたから、そんな茜が自分の前だけでは素でいてくれたから、茜を応援してあげたい気持ちと自分の嬉しさの気持ち、あのニコニコ太陽の絵には、どっちもこもってたんじゃないかな。

廊下が真っ暗になったとき、光をもった茜が現れたシーン。未来への不安を抱えた、未来が暗闇に見えたそんなときに、今度は茜がその未来を照らしてくれるかのように、光をもって現れてくれた、そんな風に見えました。

手を差し伸べるシーン、名前を呼びかけるシーンが対照的に2回ずつあったのもよかったです。

映像の綺麗さが、作品にすごく溶け込んで、ちゃんと意味があるのも分かります。
特に最初の2人が屋上に行くシーン。茜が青磁に連れられて見たその世界は、とびきり綺麗だったんだろうなって。

そして、キャストさんも。白岩瑠姫くん。演技を見るのは初めてだけど、ふりそそぐ光やカラフルなキャンバスとの構図があまりに綺麗。だけど、そこには脆さもあるような雰囲気があっていました。久間田琳加ちゃんも、本人は幼少期フランスで過ごしてたりモデル出身だったり、すごくキラキラな印象あるのに、演技になるとどこか寂しげな雰囲気というかもがいてる感じ出るのがすごいところ。

と、語り出したら止まらなくなるくらいに、よかったです…!!