憑依でガンギマリして遊んだ若者が酷い目に遭う話。
作りの根幹が「火遊びはいけないヨ!」なので、
恩赦もなく周囲すべてを巻き込んで痛々しい描写が続く。
解決のために色々と動くものの広がりを見せそうな所で袋小路に行き着く事ばかりなのだが、
それが逆にホラー・サスペンス要素たっぷりで上映時間以上の展開を感じつつ、
早足感もなく最後まで楽しめた。
ただ割りかし他のホラー映画というか、悪魔憑きの手法を前提としつつ、作中ではそこにほぼ全くメスを入れない作りなので、
悪魔系映画のテンプレを知らないと「結局何だったんや」となる所はあるかも。