なんか思ったよりめちゃくちゃ真面目でしっかり怖いホラーしてて逆に拍子抜け。いやこれはこれで全然良いんだけど「霊、ヤバい、キモチイイ」要素がほぼおまけ程度で肩透かし。もっとぶっ飛んだ勢いのあるホラーかと思ってた。
そして途中から真面目ホラーモードに切り替えて観てもただただ自分と相性が悪いホラーでしんどかった。「幻覚で惑わされる系/どっちが現実かわからない系」って見ててストレス値が高くてあんまり好きじゃない。「なかなか信じてくれない系」と同じで、そもそも自分に合わないだけなので作品が悪いわけではないが。
まあドラッグを題材にしてるホラーだから「弱みに漬け込む」「幻覚」「依存性」などそこの要素は綺麗に網羅してるからこうなるのは必然で、きっと俺が求めてた事しようとするとメッセージがブレにブレそうだからやめた方がいいんだろうけど。（まあそれにしてはラスト、急にエンタメに寄らすというバランスなんだけど。これやるならもっと…と思ってしまった。）
あとは単純に主人公ミアにイラついてしまった。言うて彼女も被害者なのはわかるが、割と自分のミス含まれてあんな事になってるのにその直後から自分の事ばっかで挙げ句の果てには親友の現彼氏であり自分の元彼という立場の男をあの後家に泊める周りの見えてなさ。普通に腹立つ。親友のあの子が本当に不憫で仕方なかった。
続編決まってるそうなので次はもっとはっちゃけたぶっ飛びホラーに期待。
