ヨークにある高齢者施設「ベス」を舞台に、入居している人々と医者、看護師との交流が描かれる。ベスはNHSの予算削減政策によって閉鎖が検討されるが、施設はどうにか存続を目指すために、テレビクルーを呼んで普段の様子を知ってもらおうとする。

冒頭、インド系のバレンタイン医師が「僕はお年寄りが大好きだ」と話すナレーションが入り、ひたすらお年寄りたちの会話が続くので、病院応援映画なのか？と思える。入居者には、元司書のジュディ・デンチ、元教師のジェレク・ダコビ、元炭鉱作業員（ジョー）のデイヴィッド・ブラッドリー。ジョーは、ロンドンで忙しく働く息子とわだかまりを解くのだが、突然亡くなってしまう。その死にはある人物が関わっていて…

豪華なキャストと、Call the midwifeのハイディ・トーマス制作と聞いて見にきたのだが、少しがっかり。会話の多さは、アラン・ベネットの舞台を映画化したと聞いて納得。しかし映画にしては会話が退屈で、映像が平面的すぎ、映画化する必要があるのかと思ってしまった。