このレビューはネタバレを含みます
ポスタービジュアルと予告編を観て、あのロドリゲスがこんな普通っぽい映画を撮るわけないだろ!と思って観たら案の定。
どっかで観たことある展開、どっかで観たことあるキャラクター、どっかで観たことある特殊効果をロドリゲス節も挟みつつ小気味よくまとめたかと思えば、そんなもん全部ハリボテだぞと皮肉る姿勢は完全にクリストファー・ノーランをおちょくってて痛快。
随所にヒッチコック作品からの引用を挟みつつ、ノーラン作品的にセリフと映像で全て説明してしまうことそのものが、虚構であることの裏付けになっているメタ表現が良い。