くろきつ

ドミノのくろきつのレビュー・感想・評価

ドミノ(2023年製作の映画)
3.7
娘を誘拐された刑事。正気を保つため捜査に復帰するが銀行強盗の現場で娘の行方の鍵を握る謎の男が現れる。その男を追う刑事だったが、次第に刑事は男の作り出したヒプノティックの世界へと引き込まれていく…。

「マチェーテ」のロバート・ロドリゲス監督が構想20年をかけたSFスリラー。今作は普段のロドリゲス監督とは雰囲気が全く違うアクションをメインにしていない映像美が目立つSF映画になっていた。かつてない映像体験。かつてないギミック。かつてないどんでん返し。そう宣伝されているが、正直なところ映像体験という面では「インセプション」のコピーのような感じでギミックとどんでん返しは少し冷めてしまった。ロドリゲス監督のやってやった感が溢れ出ているからだ。確かに180度ストーリーは姿を変えるがそっちの方向に変えちゃうのかと残念な気持ちになった。前半の雰囲気がよかっただけに余計にそう感じた。
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