映画人間

窓ぎわのトットちゃんの映画人間のレビュー・感想・評価

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)
3.7
予告では観たいと思わなかったが、評判通り、戦前から戦時にかけての時代を上手く捉えた素晴らしいアニメーションになっていた。おてんば娘のトットちゃんは可愛らしく、周りの生徒も含めて、皆等身大で親近感が持てるキャラクターだった。きっと裕福であろう両親に自由に育てられたトットちゃんは今の黒柳徹子さんを彷彿とさせる。中盤までは愉快な内容であったが、徐々に戦争が日常を侵食していく様子が描かれており、服装や言葉使いが変わったりと非常にリアリティーを感じた。激動の時代を生き抜いたトットちゃん改めて黒柳さんには頭が下がる。
映画人間

映画人間