タミントン

窓ぎわのトットちゃんのタミントンのレビュー・感想・評価

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)
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序盤から校長の温かさがじんわり沁みました。
直接の被害も描かれているけど、戦争によって段々と生活が変わって行ってしまう様子、当たり前だと思っていた存在が周りから消えていく悲しさが描かれていて、同じことを繰り返してはならないという思いがすごく伝わってきました。
学園が燃えているシーンの校長の言葉も、すごくシンプルで重く突き刺さりました。
そんな中でも明るく、人の気持ちを考えるトットちゃんや、一緒に過ごしたトモエ学園の生徒、それを見守る先生たち、両親が温かかったです。
当たり前だと思い込んでいることに感謝し、前を向いて生きて行こうと思える作品でした。