たくや

窓ぎわのトットちゃんのたくやのレビュー・感想・評価

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)
3.7
2023年の締めは「窓ぎわのトットちゃん」でした!

原作はすごいと思う。
綺麗な物語で感心することが多々ありつつ…アニメーションにモヤモヤし、ずっと違和感だった。

〜あらすじ〜
落ち着きがない性格のトットちゃんは、その性格が原因で転校することに。転校した先のトモエ学園は一般の学校の教育方針とは少し違い、生徒たちの自由を重んじる校風だった。トットちゃんの明るい学校生活が始まる。しかし、時は太平洋戦争の真っ只中であった…。

〜感想〜
反戦や多様性などのメッセージを含んだ名作。今の時代にも通じる不朽の存在。
恥ずかしながら原作を読んだことがなく、新鮮な気持ちで見れた。
トモエ学園の子たちの楽しんでる姿や、どんどん活き活きしていくトットちゃんの姿を見ていると、“教育”とはなんぞや、というのを改めて考えさせてくれる。
内容は非常に良かったと思う。
何十年も前の原作で、しかも戦時中の物語なのに、現代の人たちにも響く内容であることは恐れ入る。


反面、
嫌だったなーと思ったのはアニメーション全般かな…。
※多分、これは個人的意見の領域。
あまり描く上手さを感じなかった。このアニメーション、物語を補完するというより、ノイズだと感じた。
たぶんこの“アニメ的な表現”が自分に合わなかったんだと思う。あえて子供が見るように、この表現にしたんだろうけど、自分は苦手だった。


アニメ映画としての良さは微妙だったけど、内容がめちゃくちゃ良いので、原作を読もうかな。
読むきっかけを作ってくれたので、そこに感謝です!
たくや

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