黒柳徹子のエッセイ『窓ぎわのトットちゃん』
小学生の頃に読んだことがあります。うろ覚えでしたが、今回素敵なアニメとともに再びふれることができました。
落ち着きがないために「トモエ学園」へ転校したトットちゃん。そこは子供たちの個性を尊重し、自由に育てるとても素晴らしい小学校でした。子供は意外とコンプレックスを心の底に抱えていて、それを優しく肯定し、個性を伸ばしてあげるのが教育のあるべき姿なのだと痛感しました。小林大先生って感じです。
トットちゃんとヤスアキちゃんの互いを補って成長していく様子が素敵だったなぁ…泣いてしまった。ひとりひとりが尊重される世の中であってほしいです。
黒柳徹子のご家庭がかなり裕福であり、それゆえ質の高い教育が受けられたのが伝わる。
時代も戦前から戦時中で、子供から見える戦争がさりげなく、けれど鮮明に描かれている。子供たちの日常に忍び寄る恐怖が感じられ、反戦映画としての側面もありました。