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拘束 狼たちの狂宴のYSKのレビュー・感想・評価

拘束 狼たちの狂宴(2022年製作の映画)
2.0
事故で視力を失った主人公、「妻が世話になった」と言うひとりの男が医者である夫を訪ねてきたことで恐るべき事件に見舞われるお話

宣伝文句に「エロティックスリラー」と名付けられていなければもう少し満足できたかもしれません
医者である夫や彼に恨みをもつ来客など、ことあるごとにセックスとレイプを想起させるシーンを挟むわりには何一つエロさを感じずまた性欲を刺激することもありません
そのうえ話の根幹となる事件にしても当事者たちが口で語るだけなので臨場感を含め思うことなど何もなく、結果として消化不良と言わざるをえません

いえ、消化するもなにも何一つお口に入れてくれないため何もかもが足りていないと言うしかないでしょう
緊張感や緊迫感を生むために色々とやっていたような気配こそするものの、彼らが描こうとしているものが空虚なので、結果として何一つ記憶に残るシーンはありませんでした
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