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満江紅(マンジャンホン)のせーのんのレビュー・感想・評価

満江紅(マンジャンホン)(2023年製作の映画)
3.8
第36回東京国際映画祭 ガラセレクション部門作品。
非業の死を遂げた南宋の武将・岳飛が残した詩「満江紅」をモチーフに、南宋朝廷内部に渦巻く謀略を描いた壮大なスケールの歴史劇。

チャン・イーモウ監督の娯楽時代劇とくれば観ない訳にはいかないってことで今年の映画祭で一番観たかった映画です。
中国、南宋時代。金国との会談のはずが使者は殺され、密書も消えてしまう。
主人公は、宰相より密書を探し出すように命じられる。
猶予は夜明けまでの2時間だけ。
見つけられるのか?
密書を巡り謀略が繰り広げられ2転3転どころか敵味方が状況によりコロコロと変わっていきます
シリアスなストーリー展開なのにコメディ要素多めなのでくすくすと笑うところが多かったです。
コメディ要素は、ありつつもクライマックスでは、壮大な歴史劇を見せてくれるところは、さすがでした。
素晴らしかったです。
日本での公開予定は無いけど是非公開して欲しいですね。
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