すみれmovie

マディのおしごと 恋の手ほどき始めますのすみれmovieのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ジェニファー・ローレンスの体当たり演技がすごすぎる映画。

🏖🏖🏖🏖🏖🏖🏖🏖🏖

ジェニファー・ローレンスといえば「ハンガー・ゲーム」シリーズのイメージが強かったけど、(内容は真面目だけど)コメディー寄りの作品でもバリバリ体張ってて笑った。

ただ、内容的に下ネタの連発かと思いきや、下品とはまた違って、「親からの自立」みたいなテーマが根底にあったと思う。

パーシーだけじゃなく、マディのほうにも。

親がいるかいないか、同居しているかいないかでもない、精神的な自立。

ここで、マディを30オーバーの女性にしたのは本当に正解。

自分も父親とうまくいかなかったタイプなのだけど、10代の頃よりもマディと年齢が近い今になってやっと(精神的に)向き合えたり気付いたりすることがある。むしろそんなことがほとんど。

感謝……するところはマディ同様ないので、そうじゃなく、ひとつひとつ咀嚼してまた苦しんで、そこから「やっぱり理解できない」とわかって、やっと手放せるような感じ。

マディを見ながら、リアルだなあって感じた💡

愛情って方向性によって、かけすぎてもかけなさすぎても駄目だから、親になるって難しいよね。

あと、序盤のマディが恐ろしすぎて爆笑した(パーシーの気持ちになった)🥹
経験豊富なはずなのにぎこちなさすぎて🥹

パーシーは本人的にはつらい気持ちを隠していたわけだけど、ナニーといい動物保護施設の人といい、深く関わった人にはしっかり大事にされる人なんだなと。

あと、唯一指摘するとすれば、これ、男女逆転したら然るべき(?)ところから批判が来そうではある。30超えの男が19歳の女の子を仕事としてたぶらかす図。。

といっても、安易に「恋人になりました!」というオチじゃないし、どちらかといえば「こんなことはよくないよね」という内容なのでギリセーフ?

年齢も性別も関係なく、友達になるには「知ること」から始めないとね。
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