ソフィー

縁路はるばるのソフィーのレビュー・感想・評価

縁路はるばる(2021年製作の映画)
3.6
香港映画「私のプリンスエドワード」を見ようと思って映画館へ行ったら、なんと今日からこの映画になっていた。こちらも香港映画。

冒頭何度かプリンスエドワードという言葉が出てきて???字幕では太子と言う言葉の上にプリンスエドワードと言うふりがなが、、、なんとプリンスエドワードとは場所の名前だった。昨日見ようとしていた「私のプリンスエドワード」は王子様の名前ではないということがわかって一人笑う。

他にも笑えたのが借りた車のナンバーがJude Lawだったり、運転席に藤原とうふ店(ジェイチョウの主演映画イニシャルD)って書いてあったり、、、

別の場面で後ろのおじさんがめちゃ笑っていたが、言葉がわかるんだろうなーうらやましい。映画の中では主人公の男の子が好きな女の子を、あるいは女性に好かれて5人の女性に会いに行くのだが、みんな僻地に住んでいるのでこのタイトル「缘路山旮旯儿」は納得。缘路は遠路をかけている。山旮旯儿は辺鄙なところという意味らしい。それにしても旮旯って面白い漢字。

表面はラブコメだが、男の子が自分に合った女性を見つけていく過程とか、それぞれの若者が親とは関係なく自分の将来を考えている真剣さが胸にささった。特に移住という言葉が今の香港の若者の共通の話題になっていることに言葉をなくす。
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