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走れない人の走り方のmarimoのレビュー・感想・評価

走れない人の走り方(2023年製作の映画)
3.4
みなとみらいのミニシアターで数本観ようかなの土曜日

小出早織(早織)出てるじゃん
ってその条件だけでの鑑賞です

初めての横浜シネマリン鑑賞で
まさかの横浜シネマリン案件な作品

横浜シネマリンは予告上映がないみたいです
横浜シネマリンオリジナルの映画鑑賞マナーの映像かなと思ってたら本編でした
ここ横浜シネマリンで鑑賞すると
横浜シネマリンから横浜シネマリンで流れてる映画を観ているような合わせ鏡的な異空間を味わえます

映画作りの映画で
不器用ながら前に進もうともがく姿はそれだけで面白い

監督自身が映画というものをメタ的に盛り込みまくっているところもギリギリ良いところに落ち着いているバランス
本編とは全く関係ない映画にまつわるサイドストーリー良いです(本編より好き)
TSUTAYAの延滞で限界突破してたり
横浜シネマリンの遅刻気味なスタッフだったり
監督が出ちゃったり

映画って自由で面白いよなと再確認

ストーリー全体として見ると
劇中で作ろうとしてる映画が全然面白そうには思えず
映画が撮りたいが、映画で撮りたいことは定まってない
そんな志で撮る映画がはたして面白いのかと

おそらく最後のクランクインで撮影しているところがピークなんだろうなと
…主人公がようやく前に進み出したという劇中内メタな構造としての位置付けで作品としてはそれでいいのかと

劇中でも主人公が次いつ撮れるか分からないと言っているように過去に賞を取ってはいるが天賦の才があるわけではない
あくまで凡人がもがく成長譚

ここからは私の勝手な想像

最後に撮影していた作品で
今度は女優として小さな賞を取ってしまう
女優として演じたいともがくが
そこは凡人なので本作と同じようなところでまたモヤモヤすると…あっ散らかしてごめんなさい

まあ、みどりが無事で何よりでした

〜舞台挨拶もありました〜
監督と主演の山本奈衣瑠さん
劇中で横浜シネマリンの従業員をされていた窪瀬環さん
が登壇して裏話などを聞けました
ありがたい
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劇場名 :横浜シネマリン
上映日 :2024/05/18(土)
上映時間:18:25 ~
上映劇場:シアター1
上映作品:走れない人の走り方
座席  :C-3
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