スティーヴン豆腐

走れない人の走り方のスティーヴン豆腐のレビュー・感想・評価

走れない人の走り方(2023年製作の映画)
3.1
『猫は逃げた』ふたたび。またたび。

その作品のロケ地で観るのは中川龍太郎『わたしは光をにぎっている』@シネマJ&B以来か。横浜シネマリンに六角橋商店街と、見慣れた地元の景色が映るとつい評価を甘くしてしまいそうになるが、ある意味学生映画らしい小賢しい演出が鼻につかなかったといえば嘘になる。
それはそれで情熱・映画愛の表出として好意的に受け取れるし総合的には「好き」寄りなんだけど、監督の顔を知らずともそうと分かってしまうあの演出は要らん。

内容とは関係ないけど主人公桐子のスタイリングがツボだった。(玄関にあるのが)KEEN のジャスパーではなくジャスパーロックスSPってところが実に分かってる。

【余談】
そういえば先週『光る鯨』の舞台挨拶回に行った際に、ひとつ前に上映された本作の舞台挨拶に来ていた主演の山本奈衣瑠を見かけたんですけどもね。横浜シネマリンの狭いロビーをバタバタ走り回ってて可愛かったですよね。