大阪プレミア試写会にて鑑賞。
結論から言うと
最初から最後までずっと、重くて辛くて苦しかった。
映画上映の前には監督、石原さとみさん、青木崇高さんの舞台挨拶も。
ただ映画を見るだけじゃなく、演じた方の気持ちなどを聞いてから見るのはやはり感じ方も違って、新鮮で、お話を聞くことができて本当に良かった。
壇上時、とっても綺麗でキラキラしていた石原さとみさん。でも監督から彼女は役が降りてきて憑依していたというお話があったけど、映画を見たら納得した。私がついさっき見た可愛くてニコニコしていた女優、石原さとみはどこにもいなかった。
彼女が命を懸けて作った作品と言った本当によくわかったし、たくさんの人に見てもらいたいと言っていた理由も上手く言葉にはできないけど、鑑賞後の今はわかる。
もう一つのメインはテレビでの報道のあり方だなあと。情報収集のためすがるしかないメディア、でもそれを面白がる人達。利用する人達。自分の指１つで誰かを傷つけてしまうこともある。それは今このレビューを書いてる私にも言えること。
報道する側である、中村倫也さんの演技も素晴らしかった。
この映画はどんな終わりを描くのかと思ってたけど、やはりそうだよなと。でもその中で少しでも日常を、光を感じ始めた姿が私には更に切なかった。
