このレビューはネタバレを含みます
大阪プレミア試写会にて鑑賞。
ミッシングというタイトルではあるが
失われたものについての話ではなく、
大きな悲劇に見舞われてもなお
“失われなかったもの”
についての物語だと感じた
失われなかったものは何か?
夫婦や兄弟の絆、関係性
何かを美しいと思う心
誰かの無事を祈るような良心
最愛の人を失っても
思い出や、愛情そのものが
消えてなくなるわけではない
自分自身の生活やこれからの人生も
決して失われることはない
ラストシーンの
親子の頭上にかかる虹が
とても美しかったなと
何度も思い返してしまう