このレビューはネタバレを含みます
他の方も言っているが、石原さとみがかなりすごい演技だった。こんな演技派だと思ってなかった。
精神不安定な人をドキュメンタリーを観ているような感覚になった。時たまクロちゃんを彷彿とさせられた。(自分だけか、、)
印象的なシーンはたくさんあったが二つ特に印象に残った。
まずはデマの発見情報があった時の警察署のシーン。これは半端なかった。演技で出来る領域をはるかに超えているやろって思った。目を背けたくなった。いやほぼ背けてた。
もう一つはラストの他の失踪事件の解決後にその子と母親がビラ配りのところに来るシーン。このシーンで青木崇高が号泣してる所を石原さとみが少し柔らかい表情で見ている所。ここがすごく良かった。冒頭からずっと温度差が違うと夫に指摘をしていたが、それは目に見える温度差が違うだけで、心の中はお互い苦しんでいる、娘を見つけたいと本気で思っていると言う所がやっと石原さとみにも伝わったのだと解釈した。
空白に比べると最後まで救いがなくキツく感じるシーンが多かったが、その分印象に残るシーンが多かった印象です。ギリこっちの方が好きかな、、しんどかったけど、、
