KiKi

ミッシングのKiKiのレビュー・感想・評価

ミッシング(2024年製作の映画)
3.3

余韻がしんどくて
すぐにレビューが書けなかった


愛する娘が失踪するなんて・・・

時間は無常にも過ぎていく

ちゃんとご飯は食べてるか
痛い目にあってないか
怖い思いをしてないか
心が張り裂ける
何故こんなことに・・・
どこにいるの?
どこにいったの?

こんな母親の思いが
ずっとあたしを支配する

母親役の石原さとみの壊れた演技が
ある意味怖かった💧
「気持ちをしっかり持って」と
寄り添いたくなる
感情的な母親に対して
父親役の青木崇高が
とても優しくて良かった

一方で失踪事件の報道という一面
スクープを取らないといけない
でも何も起こらない失踪事件
時間の経過とともに
みんなの記憶から忘れ去られる
当事者と世間の温度差
残酷なネットの誹謗中傷
そことも闘ってる家族が生々しい
犯人と疑われた母親の弟と
母親が車で泣くシーン
一番切なくて胸がえぐられた




ラストで本当に監督が伝えたかったこと
よくあるサスペンスやクライムものには
したくなかったんやろな・・・








そうか
ここで終わるのが現実やねんな

また辛くなる
KiKi

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