ちこたん

ミッシングのちこたんのレビュー・感想・評価

ミッシング(2024年製作の映画)
4.4
救いようがないほど悲しすぎる。
だけど、あまりに暴走してヒステリックになりすぎてて感情移入がいまいちできない。。
それは私に子供がいないから、いたとしても失ってないからかもしれない。
そんな我を忘れるほどの演技をした石原さとみちゃん凄い。圧巻。
弟に対するLINEとかもうやめて!って見てられなかった。
終始不安材料だった弟の苦しみも最後に描かれてますます辛くなった。
冷静を装いつつ考えて苦しんでた夫…青木さんめちゃくちゃ良かったです。
だからこそラストの堪えてた涙が止まらなくなった姿にぐっときた。
(ちょっとあのやばいくらい好きかも完全に恋した笑)
とんでもない余韻が残る作品だった。
あと個人的に見慣れた沼津駅前が妙に親近感を感じた。

2024.5.28(火)2回目鑑賞。2回目でもヒリヒリする。
誹謗中傷する人や全く予想外の人が協力してくれたり、いい人のようで全く他人事な人もいる。
どんなに辛く悲しくても月日は流れる。
改めて報道の在り方についても考えさせられるが、ある意味そこに“心”があってはいけないのかもしれない。