「空白」に続いての「蒼白」ということで
石原さとみの演技が常軌を逸していた
人が壊れたところなんて見たことないけど、「人ってこう壊れるんだ…」とバツの悪さを思わせる圧巻の演技。「空白」の古田新太とは別の暴力性というか加虐性というか
メディアやネットの有害性は前作でも触れられていたが、今作はその中に中村倫也という善意を交え内側を描くことで、この情報社会で主観だけでものを判断することの危険性をより感じられる
今作は何度も「ここで終わるか?」と思わせる引きが続くが、窓の影のシーンや車のラジオのシーンが特に印象に残る。あそこで終わってても好き
果たしてあの終わりは救われたのかどうか…