六四二

ミッシングの六四二のレビュー・感想・評価

ミッシング(2024年製作の映画)
4.3
俳優を信頼した脚本と、それに乗っけて、見たことのない石原さとみを見せた陣立が見事だ。もちろん俳優が新境地を築いたのはご本人の熱意と集中の賜物だろう。怖いくらいだった。
この女優さん、太陽かブラックホールかのイメージがあった。この映画でもそれは変わらない。
それに対する、毒気に当てられてしょんぼりする飼い犬みたいな相棒の青木崇高、森優作のバランスが良い。

ところで、本作が実際の事件に発想を得たと考えると演技や表現への言及をあまりしたくない。
感情を揺すられ泣きもしたが所詮は映画で、当事者では全くない。酷い話だという感想が相応しい。
またこの映画を見て、SNSというものは無くなった方が良いという感想を持った。深刻な害の方が絶対大きいではないか。
どの口が言うねんと言われそうだが…
六四二

六四二