カサヴェテス調のリアルな痛み
観る者を選ぶ作品だと思う
吉田恵輔対石原さとみ
石原さとみが逆オファーしたとの話で
賞レースを獲りに来た感がある
彼女の本気を試すというか
極限まで追い込むために
練られた脚本とさえ思える
出産直後でこの役を演じるのは
メンタル的に相当タフな仕事だったろう
まさに体当たりの芝居で
感情が揺さぶられた
望みは叶うだろう
対照的に抑制された芝居が光る
青木崇高と中村倫也もさすがだが
助演男優賞なら森優作
姉弟のシーンはどれも素晴らしかった
ただ、光を見つける物語なんてのは
ちょっとつまらんよなぁ