メタ壱

ミッシングのメタ壱のレビュー・感想・評価

ミッシング(2024年製作の映画)
4.0
行方不明になった幼い娘を探す母親と父親。
ただ娘を見つけ出したいだけの二人を、SNSやマスコミが二人をさらに追い詰める事に…というお話し。

母親・沙織里がSNSの誹謗中傷や、マスコミの在り方に絶望し「いつからこの世界はこんなに狂ってしまったの…?」っていうシーンがありました。

いつから、って事で言うと多分世界は初めから狂っていたんだろうし、人類が滅びるまでそれはずっと変わらないのだと思います。

映画で描かれる“悪い人”って大抵の場合少し誇張して描かれるものですが、SNSに関しては現実も酷いもので、どころか映画の中の方がマシだと思うくらい。

世界は悪意で満ちています。

だけど、そんな世界の中でも気持ちを共有してくれる人はいます。

寄り添ってくれる人もいます。

その事にきづければ、少しずつでも前を向けるかもしれません。

そんな優しい世界が嬉しいから、自分も人に寄り添える人間であろうと思えます。
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