フルーツ牛乳

ミッシングのフルーツ牛乳のレビュー・感想・評価

ミッシング(2024年製作の映画)
4.1
聞こえないよう壁越しに吐く言葉のように、終始、しんどかった。目を背けたくなるような現実、人はどこかで全ての出来事をエンタメとして消費してしまう。誰に、何を伝えるべきなのか、その形や正解はわからない。感情の起伏の激しさ、嫌味なほどに光り輝く美しい景色と、壮絶なシーンの連続に唖然とさせられて胸がえぐられた。そんな狂った世界の中に差し込んだ小さな光。私はやっぱりこんな世の中でも、その小さな良心を信じたい、そう思う。
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24.05.23