娘が行方不明になってから3ヶ月が過ぎ、地元テレビ局の取材が入る中、未だ手がかりが出てこないでいた。ヒューマンドラマ作。失踪事件から3ヶ月という月日が流れているからこその展開があり、夫婦の心情、周囲の人々、唯一取材するテレビ局員と、一つ一つ細かい描写が生々しさを出してます。リアリティがあるだけに、家族への感情移入が凄まじく、辛さや痛々しさ、時には悪手にも思える行動もあり、家族の心情が伝わってきます。現代の世間情勢が生々しく描かれ、ヒューマンドラマとしての細かな描写が際立つ内容。夫婦を演じる石原さとみと青木崇高の演技が光る。