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ミッシングのkazuoのレビュー・感想・評価

ミッシング(2024年製作の映画)
4.4
幼女失踪事件の家族とそれを取り上げるメディアとそこから派生するSNSの影響などを描いた作品。
石原さとみが娘を探すために必死に、狂気を感じさせる母親を圧巻の演技で魅せる!
物語は愛する娘を探すために必死なのはわかるけど作中ずっとイライラしてて、吉田恵輔監督らしく嫌〜な感じで進んで行く😓

石原さとみの熱演はもちろん、出演者の演技は皆素晴らしかったけど、夫を演じた青木崇高がすごく良かったなー☺️
理性的であろうとするその姿、妻の非合理な立ち振る舞いに苛立ちを見せてしまうけど深く傷ついている妻のために協力し、その理性ですら抑えきれないふとした光景から見せたあの滲み出る涙…
娘を思い妻を支えようと懸命なのに理性的な振る舞いが妻の感情を逆撫でしてしまい責められるところなどの共感ポイントの高さも含めて、静かな演技なんだけどすごく良かった🥹
一見胸糞系だけど終盤には切なさと愛おしいさを感じさせるという💦吉田恵輔監督らしい作品。
ホントこの監督は目が離せません😅
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